補聴器のこと
大切なコミュニケーション、心の健康のためにも補聴器
「耳は脳の入口」と言われるほど大切な器官です。聞こえが悪くなってしまうと、何度も聞き直したり、聞き間違いをしてコミュニケーションがうまくとれず、家族や友人との信頼関係もぎくしゃくしてしまいがちです。
さらに「聞こえが悪くなってきた」という事を、本人がほとんど自覚がない場合があり、ご家族や周りの方の勧めで補聴器を検討される方も多いかと思います。
補聴器を装用しても健聴者と同じようには聞こえないかもしれませんが、健聴者の聞こえに近づくことは可能です。周囲との大切な交流、心の健康のためにも、お客様にあった補聴器選びを一生懸命お手伝いさせていただきます。
補聴器の価格やデザイン、性能など、ご不明な点はたくさんあると思います。当店は、まず、補聴器の試聴をして、普段の生活環境で補聴器を付けた時の「聞こえ」をじっくり体験いただきたいと考えております。
補聴器の種類
補聴器の種類は、大きく分けて耳かけ型と耳あな型があります。それぞれに良さがありますので、ライフスタイル、聞こえのレベル、お好みにあわせてお選びいただけます。
難聴の程度 |
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耳かけ型
耳かけ型は、耳の上にかけて使うタイプの補聴器です。
一般的に、「耳かけ型は目立つ」というイメージをお持ちの方が多く見受けられるようです。近年ではタイプ、デザイン、カラーバリエーション共に豊富となってきており、中には気付かれる心配のないものもあります。
新製品の開発にともない防水防塵の対策も向上していますが、やはり汗からのダメージ避けたいところです。定期的なメンテナンスがより重要となります。対策として専用の汗カバーを併用して使用される方もいらっしゃいます。
また、耳にかけて使うため、メガネやマスクを使う人にとっては邪魔になることも念頭に入れておかなければなりません。
外耳道内レシーバ(ミニRITE/RITE)
軽 > 高
目立ちにくく装着感も軽い小さくスマートなデザインの補聴器です。ワイヤも細く耳に馴染み外からはほとんど見えません。違和感が少なく着け心地が軽い補聴器をお探しの方にはおすすめです。
外耳道内レシーバ(ミニRITE/RITE 各パワーモールド付)
中 > 重
高度・重度難聴に対応し、できるだけ目立ちにくい補聴器をお探しの方へおすすめな外耳道レシーバ型補聴器です。小さくて軽く、しっかりと音を鼓膜に届けるよう、オーダーメイドの耳栓を取り付けて装用します。
ミニ耳かけ型
軽 > 高
耳内部の湿気に強いため、鼓膜破れや耳漏など耳の湿気にお悩みがあり、出来るだけ目立ちにくい補聴器をお探しの方におすすめな補聴器です。耳の後ろにかけるタイプで、通常の耳かけ型よりさらにひとまわり小さく、オーダーメイドの耳栓を取り付けて装用します。
耳かけ型/耳かけ型プラスパワー
軽 > 重
耳の後ろにかけるタイプで、オーダーメイドの耳栓を取り付けて装用します。軽度から重度の難聴まで幅広く対応しています。電池寿命はミニ耳かけ型に比べて長く、ボリューム操作がしやすく耳内部の湿気にも強い補聴器です。
耳かけ型スーパーパワー
中 > 重
耳の後ろにかけるタイプで、オーダーメイドの耳栓を取り付けて装用します。聞きにくい音を聴きやすい音に移行する機能などがあり、聞き取る力に優れた高度・重度専用補聴器です。
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耳かけ型(片耳)約50,000円~約500,000円
耳あな型
耳あな型の場合、歯の型取りを行うように耳型をとって作るため、ぴったりと耳におさまります。オーダーメイドである為おさまりが良く、落下による紛失の心配がありません。耳かけ型に対し、補聴器が耳の中におさまっているので、眼鏡やマスク等の煩わしさからも解放されます。
また、汗による故障の影響を受けにくいので、南国鹿児島県人にもぴったり。外仕事の方、スポーツをされる方にも好評です。
大きな利点としてはやはり使い勝手の良さの一言に尽きるのではと思います。形状から作り上げる為、私たちとしても一番のチカラの見せ所となります。耳あな型をご検討の方は鹿児島補聴器センターに是非ともお任せください。
※耳漏がある、耳垢が多い等の条件によってはお勧めできないこともあります。
IIC
軽 > 中
軽度から中度までの方に対応できる、世界最小クラスの補聴器です。耳の奥にぴったり収まるため外から見せません。耳本来の機能を活かすことができ、補聴器装用を周囲に知られたくない方、風切り音やこもり感が気になる方などに向いています。補聴器本体での音量調整が出来ないため、調整の場合はリモコン操作で行えます。
※IICは耳の形によってはお作りできない場合もあります。
CIC
軽 > 高
軽度から高度まで対応できる補聴器です。IICよりは少し大きくなりますが、耳の奥にぴったり収まり、外からはほとんど目立ちません。補聴器本体で音量調整が可能で、出来るだけ目立ちにくい補聴器がいい方におすすめです。
カナル
軽 > 高
補聴器の脱着も比較的しやすく、耳あな型補聴器の中では人気のあるタイプです。IICやCICよりひとまわり大きな電池を使用し、電池の出し入れもしやすく、幅広い聴力に対応できます。
ハーフ
軽 > 重
軽度から重度まで対応でき、カナルよりやや大きめで操作性も高く、とても使いやすいタイプです。大きな音が必要だけど、出来るだけ小さいものをお探しの方へおすすめです。
フル
軽 > 重
さまざまなタイプの難聴に対応しています。より大きいタイプで、耳にしっかりと収まります。耳あな型補聴器の中では電池サイズが最も大きくなり、長持ちするタイプです。音が漏れる経路を塞ぐため、ハウリング(ピーピー音)しにくくなり、ハウリングが気になる方にはおすすめです。
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耳あな型(片耳)約100,000円~約500,000円